自宅に居ながらお口の中を綺麗に保ち口腔ケアが必要な際は歯科医院へ

丁寧に口腔ケアを行う事で身体機能の維持に

歯周病とアルツハイマー型認知症との関係性

近年の研究において、アルツハイマー型認知症と歯周病との関係性がわかってきました。
マウスを使用した実験によると、歯周病のマウスはそうでないマウスと比較して、アルツハイマー病の要因となる「アミロイドβ」の蓄積が面積で約2.5倍、量では約1.5倍多かったという結果報告がされています。
歯周病の原因菌が脳に炎症を引き起こすとみられ、直接の要因ではないかも知れませんが、アルツハイマー病の発症に何かしらの影響を与えているというのは間違いないと考えられています。
2010年に某歯科大学が発表した研究報告によると、歯がなく入れ歯も使用していない方は、歯が20本以上ある方と比較して、認知症を発症する危険が1.9倍も高くなっているそうです。
なんでも噛める高齢者とあまり噛めない高齢者を比較してみると、認知症の発症危険は約1.5倍の違いがあるということが明らかになっています。

人は年齢とともに飲み込む力が衰えていく

2008年には、自然科学研究機構の研究者達が「噛む」という行為は脳を活性化すると報告しています。
咀嚼には、顎を開けたり閉じたりするという行為が脳に栄養と酸素を送る事から、脳の認知機能の低下を未然に防ぐ効果があるとされています。
このような研究からもわかる通り、健康な歯を維持するという事が、認知症の予防に有効でしょう。
歯や口の中の健康が、私達の脳にいかに大きな影響を及ぼしていると言えるでしょう。
厚労省の平成30年版人口動態統計によると、日本人の死亡原因の第5位は肺炎なのです。
高齢者が発症するという肺炎には、口腔内の細菌が「誤嚥」により気道に侵入して、そのまま肺に到達する事により炎症を起こす「誤嚥性肺炎」が多いようです。
人は、年齢とともに飲み込む力が衰えていくので、高齢になればなるほど誤嚥しやすくなります。
寝ている際に唾液を誤嚥してしまい、それが誤嚥性肺炎の引き金となる場合も少なくありません。


この記事をシェアする